HOME > 東北復興支援 > 南相馬復興トモダチ基金 新規事業創出助成 初の支援先2件決定しました
昨年11月から南相馬市で展開している南相馬復興トモダチ基金の新規事業創出助成の支援先が決まり、1月23日にあぶくま信用金庫本店(南相馬市)で贈呈式が行われました。
今回選出された2件の事業者の方は原発事故による避難生活を乗り越え新しく事業を立ち上げます。
浪江町で長年整骨院を営んできた「阿部接骨院」の阿部昭夫・昭仁さん親子。震災後7カ所の住居が変わる避難生活を経て南相馬市原町区で接骨院を開業します。旧浪江町の患者が多く移り住む南相馬市で、地域に密着した接骨院を目指します。
もう一人は、道路の区画線や標識の工事を手掛ける株式会社ユウシンの阿部裕真さん。阿部さんは長年暮らした小高区の復興のためにと会社員時代に培った技術を元に創業しました。小高区に住民が帰還できるよう震災で寸断されたインフラの整備に取り組みます。
南相馬市では小規模事業者に対する復興支援プログラムが少ない中、贈呈式に出席した記者からは両事業者に対して熱心な質問がなされました。
南相馬復興トモダチ基金は引き続き南相馬市の復興のために支援を継続します。