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ご挨拶

ポジティブプラネットジャパンは日本におけるマイクロファイナンスの関心と理解を得ることを目標に、2006年から活動を開始した日本の非営利法人です。 2016年7月に「プラネットファイナンスジャパン」から「ポジティブプラネットジャパン」に社名変更をしました。

 

ポジティブプラネットジャパンは、貧困・低所得者向け小規模金融「マイクロ(=非常に小さい)ファイナンス(=金融))を推進する団体です。

 2006年、バングラデシュのムハマド・ユヌス氏と彼の設立したグラミン銀行がノーベル平和賞を受賞しました。従来、金融サービスを受けることが出来なかった貧しい人々に対して、彼らが自ら仕事を生み出し、自立するための少額の貸付け(マイクロクレジット)を行う手法の考案と実践が世界から賞賛されたのです。その後、貧困層の多様な金融ニーズが認識されるようになり、貸付け以外にも預金、保険、送金など、様々なサービスが提供されるようになった結果、貧困層向けの金融サービスの総称として「マイクロファイナンス」と呼ばれるようになりました。

 多くの発展途上国では、一般の銀行は担保や客観的な信頼のある富裕層のみに金融サービスを提供しており、人口の大部分を占める貧しい人々は、金融システムの枠組みからは疎外され、サービスを受けることができませんでした。マイクロファイナンスは、こうして無視されてきた人々、とりわけ女性を対象とします。一般的に女性は、家族の健康や教育に対する関心が強く、金融サービス(融資)を利用して始めた小売業などから得た収入は、一部は融資返済の支払いに割当てられ、残りの収入は家族全体の生活向上に使われるため、生活レベル全体の改善につながります。また、外部の援助からでなく、自助努力により返済を行うため持続効果も高く、中長期的な発展を期待することができます。

このように、マイクロファイナンスは世界に広がり続ける貧困問題を解決する有効な手段の一つとして認識されるようになりました。一方、取り組まなければならない課題も未だ多く残されています。現在1億人以上の人々がマイクロファイナンスを利用していると言われていますが、潜在的にマイクロファイナンスを必要とする人々は15億人にも上ると言われており、広く公的機関及び民間からの資金と技術の提供が求められています。また、マイクロファイナンスを提供するNGOや銀行等(マイクロファイナンス機関)が財務面と社会的効果の両面において健全な運営を持続させるためには、業務の効率化や人材育成、技術協力、また国家レベルでの法律や制度の整備も必要とされています。

ポジティブプラネットジャパンはこうした問題に取り組み、日本の技術や資金を活かす独立した組織として、ポジティブプラネットグループのグローバルなネットワークを有効活用しながら世界的な活動を推進、革新的な方法で解決策に臨みます。日本はODA(政府開発援助)大国といわれますが、有効な開発ツールであるマイクロファイナンスに携わる人材・技術・資金はまだあまり多くありません。ポジティブプラネットジャパンは世界の様々なマイクロファイナンスの発展の成功事例をもとに、日本の資源を役立てたいと願っています。 そのために次のような活動を行います。

まず、日本でマイクロファイナンスの認知度を高め、日本の人々がマイクロファイナンスについてより詳しく理解できるように普及啓発活動を推進します。次に、当団体の活動に共感する企業や政府、個人が活動に参加できるよう、詳細なニーズ調査に基づいたマイクロファイナンスの推進プロジェクトを企画します。そのプロジェクトは、例えば途上国のマイクロファイナンス機関への経営能力強化であったり、借り手の貧困層の人々のビジネス指導や金融教育の提供、もしくはマイクロファイナンス実施機関が不足している地域ではその設立支援も行います。プロジェクト実施にあたって、ポジティブプラネットジャパンは、貧困・低所得者に直接金融サービスを提供するのではなく、マイクロファイナンスを必要としている地域においてそのサービスが提供される仕組み及び体制の整備を目的とした技術・資金・物資を支援する方法をとります。技術や物資ではなく資金を拠出する場合、それは貸付の資金源にはまわされず、マイクロファイナンス機関を新たに設立する等の準備にあてられます。さらに、プロジェクト実施段階では、その成功に向けてプロジェクトを管理、モニタリングも行います。得られた成果は広く公表し、マイクロファイナンスのより良い発展に役立てます。

このような活動を通して、ポジティブプラネットジャパンでは日本発のマイクロファイナンスプロジェクトの創出とマイクロファイナンスを実践する人材の育成に取り組んでまいります。

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