経営支援/技術協力
経営支援プログラムを通して、マイクロファイナンス実施機関の運営能力を向上させ、マイクロファイナンスセクター全体を強化しています。
マイクロファイナンス推進プロジェクトの調査、企画及び実施
この10年間でマイクロファイナンス分野は急成長していますが、貧しい人びとの成長を妨げる課題がいくつか残されています。
これらの困難を乗り越えるため、ポジティブプラネットジャパン(旧プラネットファイナンスジャパン)では、発展途上国におけるマイクロファイナンス分野のニーズ調査・評価を実施し、地域に合ったプログラムの開発を行っています。
ポジティブプラネットジャパンは、日本の民間企業、政府、ポジティブプラネット・グループのスタッフ、発展途上国のパートナーと協力し、マイクロファイナンス支援プロジェクトの実施に必要な資金・技術の資源を組み合わせてマイクロファイナンス支援活動を展開しています。
MFI支援プログラムには例えば以下のようなものがあります。
- 経営支援/技術協力
- 人材育成
- MFI評価・格付
- MFI向け投資/ファンドレイジング
- マイクロファイナンス機関の設立
プロジェクトを効率的に実施できるよう、すべての関係者にそれぞれのプロジェクト状況とその成果を報告します。
マイクロファイナンス実施機関(MFI)の能力向上
ポジティブプラネットグループでは、MFIを強化し、成長させ、一般の金融機関としてスムーズに転換できるよう支援を初め、戦略策定、人材育成や商品開発などのMFIの経営に関わる支援プログラムを提供しています。
世界30カ国以上にオフィスを持ち、金融機関/コンサルティング会社/MFI実務家などのバックグラウンドを持ち、金融やMFIセクターに深い経験と知識を保有するスタッフが、MFIをはじめセクターに関連機関に向けたコンサルティングサービスを提供しています。
対象MFIは、金融監督庁の監視下にあるMFI、都市銀行、政府系金融機関、NGOタイプのMFI、共同組合、貯蓄および頼母子講団体などさまざまです。また、国際機関や二国間開発機関、財団、民間企業などの委託を受け、マイクロファイナンス機関への支援プロジェクトも実施しています。主に以下の活動を実施しています。
- 診断(強みと弱みの分析・評価)
- 新商品とサービスの企画・開発
- スコアリング手法の導入
- マーケティング戦略の策定
- 現地インパクト調査と市場調査
- ビジネスプランの策定
- 情報マネジメントシステムによる監査、評価および改善の提案
- 社会インパクトと財務持続性を両立させるための経営戦略の策定(Social Performance Management)
マイクロファイナンス分野の強化
マイクロファイナンスの現地プレイヤーと協力して、経営支援を提供しながら、マイクロファイナンス分野の発展を目指して活動しています。
地域型マイクロファイナンス実施機関向けには、まず地域の活動状況を明らかにし、サービスの多様化やマイクロファイナンスを通して、地域における戦略の策定支援を行います。以下の活動を実施しています。
- トレーニング講師育成プログラム
- リソースセンターの設置・運用
- 現地インパクト調査と市場調査
- ITサポート
- 信用調査機関の設置
- Webポータルサイトの開発
■銀行や金融機関向けには、マイクロファイナンス産業発展のための支援を行います。
- 現地インパクト調査と市場調査
- マイクロファイナンス事業支援
- クレジットオフィサー向けトレーニング提供
- パートナーシップ形成支援
- MFI資金運用支援
■政府や中央銀行向けには、マイクロファイナンス分野を推進するための政策策定を支援します。
- 現地インパクト調査と市場調査
- マイクロファイナンス政策の策定支援
- 規制緩和および施行への働きかけ
- MFIの監督支援
■開発銀行や業界団体向けには、それぞれのMFIに対する支援体制を強化します。
- 現地インパクト調査と市場調査
- 既存MFIについての調査
- MFIのポートフォリオ作成およびモニタリング
- MFI評価者の人材育成トレーニング